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疑ったのはVPN、犯人はAIが書いたコード一行

AIとのバイブコーディングで、今週始まった案件に一気に没頭した記録。

今週の頭、8/10くらいに始まったばかりの案件に、この一週間ほぼ張り付いていた。仕事で保守が終わる旧システムを新しい仕組みに置き換えるプロジェクトで、AIと二人三脚のバイブコーディングで、CSVを取り込むツールからデータを溜める仕組み、そこから出力する帳票まで、一通りをこの数日でまとめて組み上げてしまった。細かいことはあまり気にせず体当たりでガンガン進めていく感じが、素直に楽しかった。

一番大事にしたのは、旧システムが出していた帳票と、新しく出した帳票を、セル1つずつ突き合わせて完全に一致させること。ズレが見つかるたびに、AIがCSVの元データまで遡って原因を探ってくれる。自分は「合ってる?」「まだズレてる?」と横から聞いているだけなのに、着実に精度が上がっていくのを眺めているのが面白い。

中でも一番の見せ場は、コード上はどう見ても正しいはずなのに、実機でだけ失敗するエラーだった。AIはまずネットワークを疑い、次にセキュリティソフトを疑い、VPNを使わない別回線・別のパソコンでも自分で試したのに、それでも同じエラーが再現する。外堀から埋めるように一つずつ可能性を潰していく様子を、ハラハラしながら見守っていた。

結局、原因は環境でも通信でもなく、条件分岐の結果をそのまま配列として組み込んでいた一行のコードだったらしい。「ある条件のときだけ配列がこっそり壊れる書き方になっていた」という説明を聞いて、なるほどそういうこともあるのかと妙に感心してしまった。AIが「捕まえた」という空気を出した瞬間は、こっちも一緒にテンションが上がった。真犯人は、ネットワークでもVPNでもなく、AI自身が書いたコードだったというオチも込みで面白い。

それで一段落かと思いきや、今度は想定より多いデータ量で集計が静かに漏れていたり、出力したはずのファイルがなぜか開けなくなっていたりと、次から次へと不具合が見つかる。もぐら叩きのような日々だったが、その都度AIが原因を突き止めては直していく様子を眺めているだけで、自分は十分楽しめた。

細かい理屈は全部わかっているわけではないけれど、AIと一緒なら何もない状態から動くものが形になっていく。それを一週間かけて体当たりで進めていけたのは、疲れる反面、悪い気はしなかった。